白川沿いの公園。
ここの桜はいつも咲くのが早い。
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下の記事。
なんという事か。
東京オリンピック・パラリンピックの新国立競技場は 「木と緑のスタジアム」をテーマとしている。
「木と緑…」 都市の人間の勝手な発想のように思える。
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先住民・アイヌの人たちをないがしろにする事も問題だが、伐採されたカラマツは自然林ではないのか?
住友林業の社有林とはいえ、許されないことだ。
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斎藤幸平-マルクスの物質代謝
待ち望んでいた人が現れた、という感じです。私にすれば。
マルクスに興味ある方、どうぞ、動画をご覧ください。
新進気鋭の学者・斎藤幸平さんです。
地球温暖化・気候危機回避に向けたマルクス主義的方法を提起しています。
草稿やメモなども載せたマルクスとエンゲルスの全集・新メガ版の編集に携わった斎藤さん。
マルクスが当時の土壌破壊の農業、気候問題など、自然と人間の物質代謝論について、今の地球環境にも関連する事柄について書いているようで、勉強したいところ。英語の動画はあるが翻訳は不正確で分からない。
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現代マルクス主義者にとって、地球温暖化・気候危機をいかに回避するのか?
その具体的な提案を行ってこそ、マルクス主義を言える。
経済政策、政治、社会運動など、新しい在り方…。
これから2~30年、特にティッピングポイントが始まる前の、この10年が危機回避に決定的だという時に、日本ではそんな提案は見当たらない。
近代経済学であろう、マルス主義経済学であろうと、対策が有効で世界が共同できるものであらばいい。
各国・人々に差異ある責任もあり、被害と加害を巡る「気候正義」の問題もある、新しい持続可能・脱炭素社会を示して実践する社会や国、地域こそ賞賛に値し、競うべきた。出されているのはグリーン・ニューディール。
グリーン・ニューディールについて、ケインズ主義的ではない、資本主義的システムを転換する方向でしか解決しえないとしています。
グリーン・ニューディール、いろいろあるようで、私もこれから勉強します。
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資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐 (集英社新書)
- 作者:マルクス・ガブリエル,マイケル・ハート,ポール・メイソン
- 発売日: 2019/08/09
- メディア: 新書
地球白書-レスター・ブラウン
レスター・ブラウンの「地球白書」は以前、プランBも含め2000年代初めの本を8冊ぐらい読んだ。
アマゾンで検索中に古いのがヒットし、安い中古本を読んでいる。
1986年版では、人口が50億人とかいてあり、35年間で27億人も人間が増えたことになる。
新型コロナウイルスが感染拡大で猛威をふるっていて、人類は戦々恐々としているが、多くの生物種・生態系、地球システムにすれば人類こそ、新型ホモサピエンスウイルスに見えるだろう。旧型のサピエンスどころの話ではない。
人口増と「豊かさ(欲望)」が、地球環境負荷の最大のものだろう。
書き出しに、地球には限界があり、人類にも「成長の限界」が訪れると、「ローマクラブ」が警告を発して15年、とある。
1986と言えば24年前、私もみなさんも24才も若かった頃、地球温暖化は警告がされていて、当時の大気中のCO2濃度は343ppmで、20世紀末には360~370ppmに上昇すると書いている。そして2030年までに工業化以前の2倍に達するとしている、と。
2倍の560ppmにはならないにしても、現状では30年までに2℃未満相当とされる450ppm通り過ぎて、500ppmには迫るかもしれない。
現在415ppmで、そこまで急上昇はしていないが、やはり近い数字である。
1986年のその後、リオ・サミットもあり、IPCCもでき議論もされ、京都議定書も決まったが、結局、科学者の警告をずっと無視して、現在に至っている。
レスター・ブラウンをはじめ、多くの科学者が運動が努力してきたが、人々愚かさのほうがうわまっているようだ。
残りの時間は、ほんのわずかだ。
新型コロナ問題-上 正弘氏
新型コロナ感染症の広がり、対応している安倍政権の後手後手対応と危機対応のマズさが露呈している。
オリンピックと自身の支持率ばかり気にしているからか、初動も中動もダメで、市立学校休校で混乱ばかり起こしている。
株価は急落しているが、実体経済はそれ以上に悪くなり、悲観した人が自殺さえしかねない状態だ。
国会で上正広氏が証言している事が医学上の事実だろうと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=rfO6i-oExZ8
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株価下落、原油もダウン
新型コロナの影響で日経株価が大幅ダウンし、平均株価が2万円を割り込んだ。
小規模・個人経営・中小企業を中心に大打撃をうけ、廃業や倒産があいつぎ解雇、雇用問題が大きくなる懸念がある。
世界経済の落ち込みで原油価格も下落し、今年は経済の低迷によりCO2排出量が減るかもしれない。
これはこれで、私としては喜ばしい事だ。
だが打撃は、真っ先に弱い人たちや中小零細の企業に及ぶ。
だから、
この際、富裕層や大企業に集中している富を、困っている人、困窮者、影響を受けている人に回すべきだ。
世界は77億人の人々が十分、食べて行けるだけの富がある。今こそ、それを分かち合うべきだ。
虫が食った白菜です。が、ウチでは食っています。
食べ物はある。残さないで食べよう。分かち合おう。
県知事選挙候補者からの地球温暖化対策、気候危機回避に対する公開質問への回答
Fridays For Future Kumamoto (グローバル気候マーチ熊本実行委員会)のFBより紹介。
「今月22日の熊本県知事選挙候補者からの地球温暖化対策、気候危機回避に対する公開質問への回答をいただきましたので公開いたします」
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下に届け出順に幸山正史氏と蒲島郁夫氏の回答がありますのでご覧ください。
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少しだけ私の評価を書いておきます。
幸山政史氏の公約では、地球温暖化や気候危機に対する言及が少ない感じでしたが、質問への回答はまずまずではないでしょうか。
蒲島郁夫氏の公約にはSDGsの言葉もあり、空港鉄道がCO2削減につながるなどの記述もあります。しかし4番目の質問の「大空港構想」について「経済と環境の両立を図り、CO2排出削減に最大限配慮しながら取り組み~」とあります。
蒲島候補が進めている計画では、熊本空港利用の飛行機を30年程で2倍飛ばし、今の倍の年間622万人、国際線の利用は約10倍の飛行機を飛ばす計画です。これではCO2排出増となり、全く逆行、「配慮」どころではありません。
豊肥線・三里木席から空港までの鉄道建設についても莫大な事業費がかかりセメント、鉄鋼など、開発過程で多大なCO2を排出する事になります。
既存の鉄道の利用を進め、車を減らす事は重要ですが、過大な利用者見込みで新規鉄道建設を始める事は問題が多い。赤字路線になったら県民の負担で補填することにもなります。
これらの事を考えると、質問③の「気候非常事態宣言」のところで「2050年CO2排出実質ゼロ宣言」を行った、と回答とされても実行性が疑わしくなります。一番大事な事は、実行性のある「2050年実質排出ゼロ」です。「気候非常事態宣言」より大事な事は、実際に行動することです。宣言が目的でなくやることです。
日本政府は「宣言」だけして、実行しようとしない、国内向け「やっているフリ」が得意なので、主権者・国民はよくよく注意する必要があります。