待ち望んでいた人が現れた、という感じです。私にすれば。
マルクスに興味ある方、どうぞ、動画をご覧ください。
新進気鋭の学者・斎藤幸平さんです。
地球温暖化・気候危機回避に向けたマルクス主義的方法を提起しています。
草稿やメモなども載せたマルクスとエンゲルスの全集・新メガ版の編集に携わった斎藤さん。
マルクスが当時の土壌破壊の農業、気候問題など、自然と人間の物質代謝論について、今の地球環境にも関連する事柄について書いているようで、勉強したいところ。英語の動画はあるが翻訳は不正確で分からない。
.
現代マルクス主義者にとって、地球温暖化・気候危機をいかに回避するのか?
その具体的な提案を行ってこそ、マルクス主義を言える。
経済政策、政治、社会運動など、新しい在り方…。
これから2~30年、特にティッピングポイントが始まる前の、この10年が危機回避に決定的だという時に、日本ではそんな提案は見当たらない。
近代経済学であろう、マルス主義経済学であろうと、対策が有効で世界が共同できるものであらばいい。
各国・人々に差異ある責任もあり、被害と加害を巡る「気候正義」の問題もある、新しい持続可能・脱炭素社会を示して実践する社会や国、地域こそ賞賛に値し、競うべきた。出されているのはグリーン・ニューディール。
グリーン・ニューディールについて、ケインズ主義的ではない、資本主義的システムを転換する方向でしか解決しえないとしています。
グリーン・ニューディール、いろいろあるようで、私もこれから勉強します。
www.youtube.com
資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐 (集英社新書)
- 作者:マルクス・ガブリエル,マイケル・ハート,ポール・メイソン
- 発売日: 2019/08/09
- メディア: 新書