斎藤幸平の「マルクス解体」を読んだ。
難しい。あと2~3回ぐらいよまないと理解は進まないだろう。
知らない学者が何十人も出てきて、それぞれ解説、批判検討しながらだから膨大な知識量なのだろう。
人新世時代、地球環境・気候危機が迫る中での新しいマルクス像を発掘、展開しようとしている。
直面している人類的危機は、大量生産・消費・廃棄の資本主義システムを、急いで転換する事を求めている。
しかし仮に、平等と物質的に豊かな社会主義になったとしても、大量生産・廃棄社会が同じなら、危機は克服できない。
「史的唯物論」が生産力史上主義であるならば、この考えは再考に値する。
限界のある地球で無限の経済成長・物質生産廃棄社会は、地球のシステムを維持できず破局を迎える。
もう少し学んでから、考えを書いていきたい。