Fridays For Future Kumamoto (グローバル気候マーチ熊本実行委員会)のFBより紹介。
「今月22日の熊本県知事選挙候補者からの地球温暖化対策、気候危機回避に対する公開質問への回答をいただきましたので公開いたします」
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下に届け出順に幸山正史氏と蒲島郁夫氏の回答がありますのでご覧ください。
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少しだけ私の評価を書いておきます。
幸山政史氏の公約では、地球温暖化や気候危機に対する言及が少ない感じでしたが、質問への回答はまずまずではないでしょうか。
蒲島郁夫氏の公約にはSDGsの言葉もあり、空港鉄道がCO2削減につながるなどの記述もあります。しかし4番目の質問の「大空港構想」について「経済と環境の両立を図り、CO2排出削減に最大限配慮しながら取り組み~」とあります。
蒲島候補が進めている計画では、熊本空港利用の飛行機を30年程で2倍飛ばし、今の倍の年間622万人、国際線の利用は約10倍の飛行機を飛ばす計画です。これではCO2排出増となり、全く逆行、「配慮」どころではありません。
豊肥線・三里木席から空港までの鉄道建設についても莫大な事業費がかかりセメント、鉄鋼など、開発過程で多大なCO2を排出する事になります。
既存の鉄道の利用を進め、車を減らす事は重要ですが、過大な利用者見込みで新規鉄道建設を始める事は問題が多い。赤字路線になったら県民の負担で補填することにもなります。
これらの事を考えると、質問③の「気候非常事態宣言」のところで「2050年CO2排出実質ゼロ宣言」を行った、と回答とされても実行性が疑わしくなります。一番大事な事は、実行性のある「2050年実質排出ゼロ」です。「気候非常事態宣言」より大事な事は、実際に行動することです。宣言が目的でなくやることです。
日本政府は「宣言」だけして、実行しようとしない、国内向け「やっているフリ」が得意なので、主権者・国民はよくよく注意する必要があります。