ちょっと古いですが、大問題の安倍首相の「9条に自衛隊明記」改憲発言です。
野党の国会質問に対し、「読売新聞の熟読してほしい」と答え、行政府の首相と自民党総裁を使い分けて、かわそうとした。
民進党の蓮舫代表の質問に対しても、自民党総裁である事を理由に憲法「改正」への答弁を避けた。
ところが「読売」インタビューは、首相インタビューとなっており、首相官邸で首相として答えている。
首長として、2020年の期限まで示して、具体的に改正発言を主導しようとするのはまさに99条の憲法擁護義務違反である。憲法を関係のないオリンピックと関連づけて「改憲」発言することもオリンピック憲章に違反する。
日本共産党の小池晃議員に、この明白な事実を指摘されても、はぐらかすばかり。「読売」の誤報?か首相の誤認か?本来重大問題だ。森遠問題も同じだ。
安倍首相のトボケやハグラカシ、引き延ばし、割り込み発言の数々は、高い止まりの支持率を原因とするのだろう。
どうも、強い立場にあるものに依存して強くなったような気分になる傾向、大きな問題があっても許すような傾向の世相が気になる。逆に、弱い立場の者は叩きやすいので、激しく叩く傾向がある。危険な兆候に思える。
「強きを挫き弱きを助く」 は、日本古来の美風だったはずですが…。
何か方策を見出す知恵を集めたい。
(5/12追加-12日「毎日」が紹介した、岩崎貞明「放送レポート編集長」指摘の右のような問題に気づかなかった。これは大事な事だ。
「読売」の問いが「憲法施行70年を迎えた。改めて憲法改正にかける思いを。と聞いている。本来なら「現行憲法をどうとらえるか?」と問うべき。
誘導と迎合−安倍政権と「読売」癒着の象徴で、権力の広報紙に成り下がっている実態にも批判を向けるべきだ)