今日の「毎日」の1面から6面にかけた3ページに安倍首相のインタビューが載っている。
5月3日には「読売」インタビューに答え、のちに「読売」新聞を熟読…などと国会で発言した安倍首相。
今度は、「改憲日程」については「毎日」新聞を読んて…となるかもしれない。
しかし、安倍・自民党に親和的な「読売」と違い、「毎日」の記事は首相に「忖度」なしに思える。
政治部長の佐藤千矢子氏は「都議選について反省を語りながら、なお憲法改正を強硬に進めようといする首相の姿勢は理解できない。対決、分断の政治と改め、立ち止まって考えるべきだ」と手厳しい。
首相の自衛隊明記「改憲」の理由は、「違憲かもしれないという議論の余地をなくしていく」と述べる。
議論をなくすためだけで、何も変わらないなら、別に変える必要はない。
「戦力保持せず」「交戦権は認めない」と明記されているため、「実力組織」とされている自衛隊。
都合のよい憲法解釈で度重なる法改正をし、集団的自衛権も行使でき、そのために他国「打撃軍」の米空母を自衛隊の艦船や戦闘機が護衛する共同訓練を行い、他国の「戦闘地域」にも行ける自衛隊を、「戦力」「軍隊」にあたらず合憲とすためだ。更なる解釈も可能に。
これは逆に言えば、集団的自衛権の行使は違憲と認める事になり、だから自衛隊の明記をし、違憲はなくす。違憲だった集団的自衛権行使の違憲を、後から追認する事にする。
身勝手な解釈と論理だ。
国民そっちのけの「加計ありき」と同じく「改憲ありき」ではないか。
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