サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

長射程ミサイル 健軍配備

 12式地対艦ミサイル能力向上型の健軍自衛隊への配備について「熊日」に小泉悠東大准教のインタビューが載っている。
 見出しが、装備更新と捉えれば自然とあるがそうだろうか?
 まず、12式は射程200キロ程度なので、攻撃目標地点に近いところ、南西諸島などに移動させる必要がある。
 しかし能力向上型は射程1000キロなので、九州・熊本から東シナ海台湾海峡近く、中国沿岸部の艦船を狙うことができる。
 もちろん移動式なので、発射は健軍からではないが、山中からであっても発射地点はミサイル車列が行けるところであり集落があれば攻撃の巻き添えになる危険性がある。
 中国軍は、九州の道路は把握していて、車列が移動してもAI分析含め目標補足は可能になってくるかもしれない。

 また、「キルチェーン」などミサイル発射の指揮統制は、健軍の西部方面隊からなので、健軍自衛隊は優先度の高い攻撃目標となる。
 そのため西部方面隊総監部は、相手国の強力なミサイル攻撃にも耐えるため司令部地下に移動し、戦争の作戦司令の継続ができるようにしている。
 小泉氏は、日本の攻撃力の高まりで抑止力の向上を言う。しかし相手はどうするか?
 同じ理屈で、抑止力を高めるために攻撃力を高めるだろう。
 現状変更で言えば、専守防衛の立場で敵地攻撃力は持たないとして12式の射程は200キロだった。日本側が先に現状変更し、能力向上型で1000キロに射程を伸ばしたわけだ。
 中国としては、抑止力の名で更に高い攻撃力を持つだろう。
 そうなったら、日本もまた更に高い攻撃力を持ち抑止力を高めるため軍事費を増やす。消費税を15%にでもあげるのか。
 中国のGDPの1/4しかなく技術力も製造業も衰退している日本。疲弊し、格差と貧困が進み、世界から見て安い三流国に成り下がっている。
 借金大国が多額の税金を使って基地を作り兵器を買って軍事大国になっても、国民の生活。安全保障確保されない。
 長射程ミサイル配備の戦争準備で、日本国土の戦場化を招く危険が高まり、国民の命も守れなくなる。