サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「資本主義の次に来る世界」⑮食品ロスを減らす

「資本主義の次に来る世界」のつづきです。
 4つ目のブレーキは、食品廃棄を終わらせる、です。
 世界では干ばつで飢えている国が多くあるのに、毎年、最大で50%、20億トンの食品が廃棄されているという。
 高所得国では、農家は見栄えの良くない野菜や果物は廃棄処分する。スーパーでも売れ残りは廃棄する。家庭でも冷蔵庫の中に残され廃棄されるものも多い。賞味期限も短く、すぐに廃棄される。
 食品産業は、土地、水、肥料、農薬、生態系、エネルギーなど多くの負荷を自然環境に与えている。全体としての温室効果ガスの排出割合も大きい。
 食品廃棄をなくせば、現在必要な食料を確保しつつ、農業の規模を半分に減らし、世界のco₂排出は最大13%減らし、最大24億ヘクタールの土地を野生生物にもどせるというのだ。
 各国では、食品廃棄を防ぐ制度化も始まっている。
 うちは、野菜くずや卵のカラ、魚の骨まで庭畑に埋めている。狭い庭畑にはミミズが多く、耕しはミミズに任せている。(写真:ウィキペディア