サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

健康友の会だよりに原稿

f:id:adayasu:20220107194542j:plain:left 昨年、「くまもと健康友の会だより」から、地球環境問題の原稿の依頼がありました。
 何回かの連載となるようで、新春号が届きました。
 表題は「人と地球の健康」です。
 みなさんの関心の多くは、自分や家族の健康でしょう。
 でもやがて、惑星地球の健康を心配せずにいられなくなるハズです。
 地球の健康なくして、自分や家族の健康も命もありえませんから。
  以下、原稿です。
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 みなさんは、グレタ・ツーンベリをご存じでしょう。15才の時に、気候変動に危機感を持ち、スウェーデンの国会議事堂前に座り込んで、学校ストライキをやった少女です。彼女が起こした「気候のための学校ストライキ」―未来のための金曜日行動―は、世界中に広がり、若者を中心に700万人もの人々が立ち上がりました。

 実は彼女には、学校ストライキの前にも「学校ストライキ」がありました。言わば登校拒否です。摂食障害となりガリガリに痩せて、誰とも話さない時期が長くありました。家族ですら必要な事以外は話さず、医者の診断は、アスペルガー症候群、脅迫性障害、選択的無言症というものでした。

 両親は各地の病院を駆け回り娘の病気を治そうとしますが、なかなか治りません。そもそも病気の発端は、学校で見た海の環境問題の映像を見てショックを受けたことです。その後、彼女は自分で気候変動について学び、菜食主義者になるとか、環境負荷を減らす生活とか、飛行機に乗らないようにとか、両親を説得する中で病気を克服していきます。

 そんな彼女が今や、国連や米議会などでもスピーチし、最近はドキュメンタリー映画にもなって熊本でも上映されました。

 16才の時の国連でのスピーチでは、「二酸化炭素排出量を10年で半分に減らしたとしても、地球の平均気温を1.5℃以下に抑えるという目標を達成する可能性は50%しかありません。そしてそれによる取り戻しのつかない連鎖反応を埋め合わせることはできず、制御不能になります」と話して、世界中から集まった政治家(大人)に対し、対策の遅れの責任を鋭く問い、解決を迫りました。

 彼女の行動は世界中に影響を与え、若いZ世代が行動を起こし、社会も政治も経済も変えています。日本でも運動が広がっていて、熊本でもFFFK(「未来のための金曜日くまもと」)のメンバーらが世界的な行動日にアクションを起こしています。(次回は「地球の発熱・病気について」)