「コミュニティ・オーガニジング」(鎌田華乃子著)のつづきです。
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エライ人が決めて、押しつけてくるものは多い。
昼休みをなくし、読書をする時間に突然決められた。学校・教頭先生に。
「おかしい」「イヤだ」と思いつつも、仕方がないと思ってしまう。
大人社会でもしょっちゅうあることだ。
小学5年生になったばかりのカナメくんが、この「仕方がない」に立ち向かい、「仕方がある、に」挑戦する。
「困難に直面している人たちをオーガナイズして、その人たちの持っているものを使って、パワーを作り出し、問題の解決を促す」ーコミュニティ・オーガナイザーになっていく。
「人々が持つリーダーシップを見出し、活動に招き入れ、人々の能力を伸ばしていく。コミュニティを形作り、コミュティの持てるもの(資源)からパワーを作っていく」ようだ。
「共通の関心事のために結束することができる人たち」=同志をオーガナイズし、変化を起こす主体になっていく。
そんなオーガナイズする人をたくさん作っていく。雪の結晶(スノーフレークリーダーシップ)のように。
「スイミー」という絵本で、小さい小魚たちが大きな魚に立ち向かう物語があるけど、あんな感じ。(図は同書より)