サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

ストロマトライト

 御船町の恐竜博物館で見たストロマトライトの実物です。
 化石です。

 これ、地球にとって極めて重要な役割を果たした生物の痕跡です。
 シアノバクテリア藍藻類)、地球が誕生して18億年(27億年前)ほどたった頃、本格的な光合成植物として誕生。長い時をかけて、大気中の二酸化炭素を取り込み炭素を固定化し、酸素を大気に放った生き物です。
 現在に近い大気、酸素が多い組成にした立役者です。
 それ以後、たくさんの光合成植物が出現し、大気から二酸化炭素の濃度を減らして、炭素を地下や海底に固定化し、地球表面の過熱化を防いできた。
 今、人類が逆の事をして、遠い昔の植物が光合成二酸化炭素を吸収し、地下に固定化した炭素=石炭や石油を燃やし、再び大気に二酸化炭素として放っている。これが温暖化の原因。
 それを止めようとする科学者や市民、政治家と、目先の利益に目がくらみCO2排出をつづけようとしている流れのたたかいが続いている。パリ協定から離脱しようとするトランプ大統領と、これに反発するEU首脳。