斉藤幸平氏は富裕層が排出する大量の二酸化炭素を問題にする。
表(同書)のように富裕層のトップ10%が約50%ほどの二酸化炭素を排出している。
逆に貧困層の下から50%は、全体の10%しか排出していない。しかし、気候変動の被害は真っ先に受けることになる。なんという不公平。私たち日本人の多くも上位10%程度のところにいるかもしれない。
地球の平均気温の上昇を1.5度以内にするためには、2030年までに世界人口1人当たりの平均炭素排出量が1年に2.1トンでなければならないらしい。
しかし最上位1%の1人当たり炭素排出量は2030年の目標値より30倍も高く、下位50%に比べると100倍も高いようだ。確かに金持ち層は、プライベートジェットで飛び回り、豪邸に住み、SUV車を乗り回してりる。(下サイト参照)
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先進国の日本人として、この過大な環境負荷を早急に引き下げるようすべきだろう。日本においても低所得者層は、つましい生活で環境負荷はおおきくない。この格差をなくし、負荷の低いほうへと合わせるべきだ。
- 作者:斎藤 幸平
- 発売日: 2020/09/17
- メディア: 新書