サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

原発訴訟特別研究会−大飯原発差止め判決

  スノーデンものを書く予定でしたがスミマセン明日からに。
 大飯原発再稼働差止め判決の興奮が冷めやらぬ今日の熊日2面の記事が目をひきました。
 これまでの原発訴訟での判決に比べれば画期的な大飯原発判決の背景に最高裁の原発訴訟特別研究会の影響があったというものです。
 確かに私の記憶でも住民側勝訴だったのは、もんじゅの裁判と志賀原発の判決のたった2つしかない。多くの裁判で、結果、原発は安全との判決を出した。なのに空前絶後の事故がおき、今もって収拾つかず、福島の住民に今後もさまざまな不安を強いている。
 これに対し、司法はこれまでの判決をどのように総括をして、今後にどう生かすのかが問われていた。
 志賀原発の運転差止めの判決を出していた木戸謙一元裁判長は、研究会が開かれた2012年の夏の共同通信の取材に、「福島事故で裁判官の認識は大きく変わった。安全審査の合理性を厳密に検討しないまま電力の会社勝訴の判決は書けない」と語っていた。さすがです。
 私も川内原発川内原発差止めの原告の1人です。がんばろうっと。