レジリエンスの時代のつづきです。
著者は書いている。
「人類に未来があるかどうかは、自らの生存と同胞の生き物たちの生存に対する共通の脅威に、私たちが種として結束して立ち向かえるかどうかに大きく左右される」
つまり、人類に地球を適応させるのではなく、人類を地球に、他の生物をおなじように適応、順応させる。ただし、温暖化ほか、悪化させている惑星と生態系の回復を急ぎながら。
「地球は、相互作用する多種多様な主体から成り、それらがいっしょになって、私たちが存在し、栄える条件を定めている。この新しい知識こそが、正しく吸収されたなら、大切な見識を与えてくれ、そのおかげで私たちの種は、歴史上のこの瞬間に進路を変更することができ、自らの旅の行方を変えられるだろう」
そのとおり。
だが、
「それが手遅れにならなければよいのだが」
そのとおり。