今日の「熊日」を見てビックリ。
9日、球磨郡水上村の男性が、米軍機オスプレイの飛行を目撃したらしい。
この男性は、4/22、30、5/3も目撃したとの話だ。
目撃地域は、大分県から菊池⇒阿蘇⇒山都町⇒球磨郡に渡る、米軍の低空飛行訓練イエロールートにあたる。
安保は沖縄のこと、と思ったら大間違い。米軍は「地位協定」で、日本のどこにでも基地を造れて、どこでもいつでも訓練ができると書いている。
危険を避けるためにある日本の航空法は、米軍機には適用外で守らなくていい。したがって事故を起こしても仕方ないと、国は、国民は守らない立場だ。
欠陥機のオスプレイが人命にかかわる事故を起こしても、日本の警察も消防もマスコミも立ち入る事はできない。沖縄国際大学にヘリと落ちた時とおなじように治外法権だ。
本来、国民の安全に責任を持つべき政府は、危ない訓練は米国でやってください、と断るべきだ。
まさか、オスプレイで「尖閣諸島を守ってもらう」と、思う人はいないだろう。海上なら、山間・谷あいをレーダーに映らないように、海兵隊員や武器を運ぶための危険な低空飛行訓練をする必要はないからだ。
更に辺野古にオスプレイ用の最新鋭の基地を日本の税金で造ろうとしている。
私たちは想像してみるべきだろう。米軍・日本側が攻撃する相手、その相手の立場に立ってみて、その国民の不安と恐怖を。
イラン、アフガン、ベトナムでもいい。68年前の私たちの父や母が身を持って体験した事でもいい。写真も映像もネット上にいっぱいあるので見てほしい。
アメリカは、ヒロヒトが支配する国、日本人をイエローモンキーとさげすみ、原爆を落とし、焼夷弾を落として無差別殺りくを行った。(日本軍もアジアに対して行った)
日本人が米軍にされたことを、今、日本国民が基地と訓練場と金を米軍に与えて、協力して加害を行っている。米軍は、ナパーム、クラスター爆弾、劣化ウラン弾で殺りくし、今も無人機ミサイルで民間人を殺している。
知らないでは済まされない。人の命がかかっている。被害の想像は簡単だが、加害の想像は意識しないとできない事を肝に命じるべきだろう。情報は権力者が握っているから。