サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

北極海氷の体積も激減


 9月に入り、さすがに朝夕は過ごしやすくなりました。気温の低下が始まっています。
 おそらく北極海も気温は低下し始めたでしょう。しかし海水温は、なお高いままで、北極海氷の面積は減少しています。
 では氷の体積の減少は? FB友人のTさんが情報提供してくれました。
 北極海氷の体積の変化 縦軸は体積(キロ㎥) 横軸は年度(8/25)
 サイト⇒ http://www.microsofttranslator.com/bv.aspx?ref=SERP&br=ro&mkt=ja-JP&dl=ja&lp=EN_JA&a=http%3a%2f%2fpsc.apl.washington.edu%2fwordpress%2fresearch%2fprojects%2farctic-sea-ice-volume-anomaly%2f

 グラフを見ると体積は、30年前に比べて1/4になり、この10年間の減り方は著しい。8月25日の面積は、07年⇒70万km2で14.6%減っているが、体積は、07年の6500㌔㎥が⇒3800㌔㎥に、58.5%も減っている。体積の減り方が大きというのは、より危機的だろう。9月中下旬の最小時には更に減っている。
 このまま減り続けるとあと3年でなくなるかも?との研究者の指摘も、あながち否定できないことになる。
 なんせグリーンランドやカナダ側の島々と接岸している氷が融けしまえば、海氷は風と海流に流されてしまう。そうなれば、あっという間だろう。 北極海氷面積> 今日は、3,679,844 km2。どこまで減るのやら…。
 ブログ書いている横でテレビが、どのチャンネルでも、民主党の総裁選、自民党の総裁選、橋下維新がどこと組むか? 同じ内容でやっている。
 原発問題も温暖化対策も代わり映えしない人たちの意味のない争いばかりだ。破局へと進む第一歩、北極海の異常事態を、報道しないメディアの異常。いつか非難される時がくる。その時は、すでに遅すぎた、となっているだろう。