地球温暖化を逆転させる-ドローダウン③ 食・農
食に関することで言えば、いろんな意味で必要な事は、食料廃棄を減らすことです。
世界で8億人が飢餓状態にあるのに、豊かな国を中心に食料の1/3が廃棄されています。
「不揃いだから…」「見た目が悪い」「安ければいい」 などと、食べるという生命の基本的な活動が、売ること、売れることを目的にされている。
「ちょっとしたことで捨ててしまう」。
賞味期限? 私の子どものころは、匂いを嗅いで、食べられるかどうか判断していた。
全体として食の求め方、食のあり方を見直した方がいい。
根源に食べ物の商品生産がある。売れればいい。売るために「美味しさ」「グルメ」を煽る広告が満ち溢れ、物を大事にしない。
忙しく、物の生産に関わった労働も、お互いに捨てていると知らなければならない。
一番いいと思うのは、自分が食べるものを自分で作ること。野菜づくりが簡単。都市の農業や家庭菜園がいいと思う。価値観、人生観が変わる。
地球温暖化を逆転させる-ドローダウン② 食・農
久しぶりに「地球温暖化を逆転させる100の方法-ドローダウン」の続きです。
知り合いが薦めてくれた本ですが買ってよかったです。税込み3000円で迷いましたが。
今回は「食」について、紹介します。
すべての生物は食べることが生命の出発点、生命活動の大半を食べることに注いでいます。
文化的といいながら人間もまた、然りでしょう。温室効果ガスの排出に関連していえば、強力な排出減です。
家畜のゲップによるメタン排出は多くの人が知っていると思いますが、窒素肥料も強力な温室効果ガスとなる亜酸化窒素につながり温暖化を促進します。亜酸化窒素の温暖化係数はCO2の298倍とかで残存期間も長い。
熱帯雨林を切り開き、牧畜をしたり、家畜の飼料を栽培し、地球の裏側まで石油を燃やしながら運んできて、加工し、人々の食にいたる。
家畜由来の温室効果ガスの排出は全体の20%近くを占めるとの推計もあり、肉食を含む食・農業全体の問題点を洗い出し、その対策を人類全体のものにする必要があります。
その点で誰でもすぐに始められる温暖化対策は、食生活を植物性食品を中心としたものに変えることです。
最近、ひろがっている植物性たんぱく質による肉製品なども大きな変化として歓迎されます。
しかも肉食中心のためにメタボになったり、健康を害する人も多くなっています。自分や家族の健康にも地球の環境にも優しい食生活に変える必要があります。
「ドローダウン」の算定によれば、世界中(主に先進国)が植物性食品中心に変えれば、CO2換算で66.11ギガトンの削減(森林伐採などの効果含む)になります。
炭素税-カナダ最高裁支持
jp.techcrunch.com
www.bbc.com
炭素税(価格)をつける。賛成です。
カナダでは、炭素1トン当たり2620円の最低の税額を示し、これを最高裁が支持した。
2030年までに約1万4830円にまで引き上げる。石炭など化石燃料の採掘が多いカナダで、トルドー大統領は追い切ったことをしはじめた。
こうなったらガソリン代はかなり高くあなるし、再エネに急転換しなければならなくなるだろう。
用水路のプラ、道路のプラマスク
通りがかりの用水路です。
なにやらシャツなのか?布(下右-が落ちています。
路肩にはマスク。(上左-ひろう気がしなかったけど…)
やがて川を流れて、海へ流れつきマイクロ→ナノプラに。
愕然とする。
20年後30年後、この写真を見た子どもたちは、なんと思うだろうか?
用水路なので、田んぼに行きつき、農家の人が邪魔なのでとってくれるかも。農家の人も大迷惑でしょう。
ゴミこそは、自己責任で処分を。二酸化炭素ゴミは、システムチェンジで処分する流れを早く。