サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「憲法改正国民投票法」リーフ

 憲法改正国民投票法」のリーフ(1/1の続き)によれば、流れとして、

①国会で「憲法改正原案の発議」
 について書いてあり、このリーフには当然、衆参の2/3で可決と書いてある。
 これを安倍自公内閣+維新は、1/2に変えて国民投票をしやすくしようとしている。おそらく4年以内、次の衆院選までに。石原・維新も急ぐだろう。
②広報周知・国民投票運動
 これも投票方法や投票運動の規制に関わる事なので、「改正」派が有利になるよう決めようとするだろう。

③投票−1/1日の写真参照
④開票です。コレ問題が多い。
 リーフで憲法「改正」の承認は、「賛成投票の数が投票総数の1/2を超えた場合」としている。
 問題は、で書いてある事。 ※「賛成投票数と反対投票数の合計数」(有効票)としてあり、改正の敷居を低くしている。
 現行憲法は、「投票において、その過半数の賛成を必要とする」と記述しており、これは議論が必要だ。
 現憲法の考え方は、発議を2/3にするなど、改正の要件を厳しく考えている。であれば改正の「積極性」を問うもので、棄権者が多かったり、今回の選挙のように「白票」や「無効票」が多ければ「賛成」していない事になる。
 つまり無効票も入れた投票総数(や有権者数)を分母にし、その過半数が相当と思う。
 なぜ、憲法の改正要件が厳しいか?、と言えば、戦争を引き起こした日本の政治指導者への不信があり、アジア諸国をはじめとする世界世論の配慮があると、私は考える。
 現在の日本の状況を見るにつけ、この96条の重みは極めて大きい。これを「改悪」させてはならない。