サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

奴隷と楽園とコロンブス

 「新大陸」を(ヨーロッパ人として)はじめて発見したコロンブスカリブ海の島に到達した島にはインディオ系タイノ族という先住民族が住んでいた。楽園と言うにふさわしいその生活ぶりは、寒くないので服がいらない裸に近い状態、たくさんの種類の作物を同時に植えあまり手入れがかからない、海に行けば魚がたくさん獲れる、食生活にあまり困らないような生活。働かなければならない時間が極めて少なかったようで、多くの時間は、音楽、歌ったり踊ったり、楽器をやったり、装飾品を作ったり、語らいのに費やしたようだ。
 コロンブスは、何回かこれらの島に訪れ、彼らを奴隷にしてプランテーションで働かせたようだがうまく行かなかったようだ。他人の強制に従って何時間も働くような現代人のような経験が彼らになく、体も心も受け付けず、病気になったりして死んでしまったようだ。そして言う事を聞かず聞けずにたくさん虐殺された。そうやってのタイノ族は、約100年で絶滅させられたようだ。マヤ、アステカ、インカの文明も同様に。(ラミスさんの本より)
 現代日本人のように、半ば強制的な長時間労働と言う奴隷状態でも、生き続けた方がいいのか、タイノ族のように奴隷を受け入れることができずに絶滅した方が人間的なのか??わかりません??です。しかし日本人は、過労死も過労自殺もタダ働きも拒否する権限も力も獲得はしてきているのですが…▲□◇○◩…デス。