今日は熊本母親大会があり、映画監督の三上智恵さんの講演を聞きに行ってきました。
元アナウンサーなので声が良くて聞きやすい。
軍事問題にも詳しい。
「エアシーバトル」「オフショアコントロール」などの言葉も出てくる。
ここ十数年来の沖縄、先島諸島の変化が今や九州、熊本にも及んできた感じがする。
長射程ミサイルの健軍自衛隊配備。
スタンドオフミサイルとか長射程ミサイルとか言われるが、要するに敵基地(艦船)攻撃を攻撃するミサイル配備という方が本質的だ。
現在ある12式ミサイルは、射程200キロ未満で、日本近海に接近する艦船を攻撃できた。
憲法9条の関係で、近海の専守防衛のためと言えば理屈はとおる。(海峡封鎖目的は違憲)
しかし今回の能力向上型は、鹿児島の佐多岬あたりから発射すれば台湾海峡近くに届くし、中国沿岸の港湾に止まっている艦船だって攻撃できる。
これは明らかに、自公政権が理屈にしてきた専守防衛に反するミサイルだ。
これから様々な敵基地攻撃ミサイルが地上、海上、空に配備される。その最初の突破口が健軍自衛隊となる。
加えて継戦能力向上のため、予備のミサイルを大量に貯蔵する弾薬庫もあちこちに作られる。
健軍へのミサイル配備、司令部の地下化、オスプレイ飛行、日米共同演習、熊本空港の軍事利用などなど‥。
残念ながら、市民の反応は、まだまだこれからいいったところ。
これから台湾めぐる米中戦争の戦場となる危険な事態をどう認識して、戦争への道から平和の道へと進むか、主権者として、また地方自治の住民としての在り方が問われている。