伊勢崎賢治氏の初国会質問。
鋭いし、石破総理に響いている。
単なる批判や攻撃ではない、事態によって、実際にどう?国民の安全保障を確保するのか?問うた。
立場の違いはあれ、安全保障論を理解している人として、議論は通じている。
良かったのは、アメリカのイラン核施設攻撃についてだ。
カタール政府は、イラン攻撃に関して、米軍基地の使用を認めなかった。私、これ知らなかった。
なぜならカタール政府が米軍基地からイラン攻撃を認めるなら、当然、自衛権の発動としてイランは、カタールの米軍基地をミサイル攻撃する。
そうなれば、カタール政府も国民も戦争に巻き込まれるから、そこははっきりNO!と言った。
伊勢崎氏、これが国際標準、常識だと石破総理に突き付けた。
石破総理は、内心は理解していると思うが、立場上、正面から答えることはできない。
しかし日本において同じような局面でどうなのか?
安倍元首相が言い始めてた台湾有事=日本有事は、極めて危険な前のめりなのだが、国民に常識的に受け入れさせられている。
有事という言葉は戦争のゴマカシであり、台湾戦争=日中戦争=日本戦場=自衛隊員と住民の死傷者多数ということだ。
なので健軍自衛隊司令部の地下化、長距離ミサイル配備、オスプレイ訓練、各地に弾薬庫、南西諸島の住民の九州・熊本への避難訓練。一連の事は指揮統帥を米軍が握っており、C4ISR(指揮、統制、通信、コンピューター、情報、監視、、偵察)は米軍の下におかれている。
カタール政府のように、国民の安全を本当に確保するなら、米中戦争において、日本からの米軍出動を日本政府は認めてはならない。
事前協議制度はあるので、国土を戦場にし、国民を犠牲にするぐらいなら、米軍出動は、はっきりとお断りする事だ。
ベトナム戦争やイラク戦争の時は、日本から米軍が爆撃機を飛ばしても、ベトナムもイランも、国民を守るために反撃したくても反撃する能力がなかった。
しかし、中国は違う。米軍が出動すれば、日本の米軍基地を狙うミサイルを十分持っている。核兵器も持っている。
自衛隊の幹部の皆さんは、いざとなったら、米軍に核使用さえも求めている。
米国は、本国を巻き込む戦争は、やったことがない。すべて他国で、あるいは代理戦争だ。ましてや、他国のために、本国への核ミサイル攻撃を覚悟するなんてありえない。常識も常識だが、80年前に戦争に負けた米国に、すっかり依存症になっている。
時間がなかったが、伊勢崎氏は、ガザのジェノサイドに関連し、閣議決定でパレスチナの国家承認を求めた。
(写真は伊勢崎氏の熊本講演)