衆院選の最終盤。
日米共同統合演習「キーンソード25」が行われていて、先日は陸自オスプレイが熊本空港に着陸、今日は初めて戦闘機が着離陸した。空自のF15戦闘機。4機も。
どんな戦闘の訓練なのか?NHK他のニュースではわからない。防衛省の発表報道だから。
これでは、戦争準備への危険な動きを市民が知ることもできない。
少しまともだったのは、TKUニュース。
「熊本空港では航空自衛隊の基地が使用できない事態を想定した訓練が始まり、今年8月に、有事の際に自衛隊などが利用する『特定利用空港』に指定されて以降初めて、F15戦闘機4機が着陸しました」とある。
つまり、戦闘機などが駐機している米軍基地、空自基地が相手国からミサイル攻撃され使用できなくなるので、熊本空港など民間空港に退避し、燃料を補給し、戦闘に向かおうという訓練だ。
しかし、民間空港といえでも軍事利用されれば、相手国からみて国際的に正当な攻撃目標となる。
つまり、宮崎の新田原基地が攻撃され、その前に飛び立った米軍機やF15などが、熊本空港に着陸する。しかし当然、ここも熊本空港もミサイル攻撃を受けることになる。そんな訓練だ。それを選挙の真っ最中にやっているのが自公政権だ。
台湾をめぐり米軍が中国軍と戦争になれば、日本から米軍機も空自機も攻撃に向かう。私たちの敵基地攻撃ミサイルを中国に向ければ、中国も日本にミサイルを向ける。核兵器を持っている国にミサイルを向ける。恐ろしいことだ。
中国は、日本の米軍基地にミサイルを向けることはあるが、米国にミサイルを向けることはありえない。核戦争へのエスカレーションは、中国も米国も絶対的に回避する。
米国としては、日本が中国を戦争してくれて、覇権を脅かす中国の戦力が弱まればよいと考えているだろう。日本は戦場になって自衛隊員も民間人も多大な犠牲者、被害がでる。
83年前、米国に戦争を仕掛けてコテンパンに負け、占領されて手のひら返し。
国民の暮らしの疲弊をよそに、米国の言いなりに軍事予算を倍増させながら戦争準備に突き進む。
特攻自爆攻撃まで若者に強制して戦争を進めた人たちの末裔が、今度は敵国だった米国の先兵になって戦争準備に明け暮れる。憲法も無視して。
メディアの報道も大本営発表と変わらない。主権者国民は、メディアリテラシーを高め、主体的にこの事実に向かい合うべきだ。(写真は友人が撮影)
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https://www.youtube.com/watch?v=jGEwgfxCd3w&t=2s
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https://www.tku.co.jp/news/?news_id=20241024-00000001
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https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20241024/5000023652.html
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https://news.yahoo.co.jp/articles/67fb25e5e4b50e2f12331ba0d7c2c06104c6709f