「マインドハッキング」の続きです。
この本が扱っているイギリスのEU離脱(ブレグジット)をめぐる国民投票は、2016年なので8年前のこと。
共和党のトランプ氏が民主党のヒラリーを破って大統領となり、予想を覆す結果となったのが4年前の2020年。
主に上の2つの重要な選挙において、ケンブリッジ・アナリティカ会社が行ったような情報操作、選挙などの行動操作、社会操作は、現在はどのように行われているのだろうか?
米国、ロシア、中国ほかの民間企業はもちろん、国家機関も、私たちが知る事ができないような操作が行われているとしたら、恐ろしい事だ。ネット社会の技術、社会心理学の進展は、民主主義を前進させるのか?、それとも後退させるのか?
選挙運動は、大きく投票と、説得の2つの要素で成り立っているとする。
ターゲットにすべき絞り込みが勝敗を決するとして二つの有権者を示す。
①支持者でありながら必ずしも投票しない有権者。
②投票はするが支持者でない有権者。
もともとの固い支持者は、投票するので対象からはずしていい。
こういうことだそうだ。
「一時の衝動に駆り立てられた行動」
「常軌を逸した行動」
「強迫観念に取りつかれた行動」
を引き起こす。
そんなネガティブな感情に火をつけ、思考プロセスに影響を与える。
SNS(FB)を使って。
まずは、アフリカやカリブ海の小国で実証実験を行った。