昨日、「熊本市長舎建設の賛否を問う住民投票条例」制定請求の署名スタート集会が行われた。
伊藤洋典熊大教授が記念講演を行い、学ぶべきものがあった。
私の問題意識でもある「代表制民主主義」の限界や問題。国政や地方政治。さまざまな団体においても民主主義のあり方は改善が必要と思っている。
「代表」とは、何を代表するのか?の問いも考え深い。
講演ではあまり出なかったが、メディアの問題が極めて重要と思う。
市民が事実に基づく情報をしっかり得て、考え、判断する事ができる。
その責任の多くはメディアにある。
市庁舎建替え問題についても、市長の進める報道が既成事実のように先行し、市民の認識をつくっていて、そのれによる判断が強い。
耐震性について、純粋に科学問題なのに、分科会の議事録を公開しない。
「耐震性なし」に自信があるなら、堂々と公開した方が良いし、すぐに決着はつく。裁判所も公開を認めない。おかしなことだ。
「公益通報」があったが、その事実さえ、市民は知らない。メディアに通報があったという事は、取材をして欲しいという事だ。
取材をすすめれば、事実をつかみ、調査報道できるかもしれない。本人に取材できれば、メン隠しででも報道できる。
全体的に、市長より行政よりが甚だしい。
集会や学習会にしても、カメラは回して絵は撮っても、実際にはニュースにしない。
市の方向で物事が決まってから、「反対の声もありました」のアリバイ絵ではないかと疑う。
100年に一度の重大問題に、市民の多くは関心を持っていないように思える。それは、責任を果たさないメディアのせいだ。
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以下、講演のレジメです。