「マインドハッキング」の続きです。(P55)
心理学のパーソナリティル理論で示されるー①知的好奇心 ②良識性 ③外向性 ④協調性 ⑤情緒不安定性の5つの因子は、長年の実験を経て人の個性や性格を把握するうえで非常に有効とされる。
つまり人種や民族だけで分類するなということのようだ。
「良識性で高いスコアの人は、学校でうまくやる可能性が高い」
「情緒不安定性で高スコアの人は、うつになりやすい」
「アーティストやクリエーターは、知的好奇心で高スコアを出しやすい」
「良識性が高ければ、共和党(米国)支持の傾向がある」
選挙戦では、候補者のや政策、政党を描写するフレーズの多くは、パーソナリティと符合している。
大統領選でオバマ陣営が好んで使ったフレーズは「チェンジ(変化)」「ホープ(希望)」「プログレス(前進)」だった。
民主党オバマ陣営は、新しいアイディアを受け入れる知的好奇心、共和党は「安定」「独立」「伝統」など良識性を流した。
結果、オバマ陣営が変化を求める層をつかんで勝利した。
今年、2024年の大統領選はどうなるのだろうか?
トランプVSバイデンの時は、銃撃事件もあり「ほぼトラ」と言われていた。
しかし、バイデン撤退で女性のカマラ・ハリス副大統領との闘いになっていて局面はガラリと変わった。先日のテレビ討論会でもカマラ優勢との評価が多い。
このころの著者は、イギリスの自由民主党(リブデム)の選挙対策として働いていた。この政党は選挙活動がビラなど
紙中心で古い方法しか行っていなかった。著者が様々な有権者と対話し、有権者データによる分析と戦略を提案したが受け入れられなかった。リムデムは14年、15年の地方選挙、EU議会選挙、総選挙でも大敗した。
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