サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

台湾危機⑫ アセアンに学ぶ

 布施祐仁著の「日米同盟・最後のリスク」の最後の章は、軍事同盟による対立ではなく、「アセアン」の取り組みや中南米諸国の「ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)」の地域安全保障を紹介している。
 これらの国々の取り組みは、過去の戦争の反省から、紛争はあっても戦争にはしない決意から始まっている。
 世界中で戦争の悲劇を繰り返しているので、率直に学ぶことが大事と思う。9条のある国だから日本も率先して。
 しかし何故か日本では、アセアンの取り組み等、ほとんどニュースとして紹介されない。
 自覚はないが、直接の戦争はしていないが、間接戦争の加害国だから。 
.

.
 青は ASEAN10カ国、それに加えASEAN+3ヵ国(紫)、さらに ASEAN +6ヵ国(青緑)と、話し合いを輪を広げている。さらに広がりのある仕組みを作っている。
 アセアンが中心になって、日本や中国など、様々な国も重なり合う会議があり、地域の平和維持に役立っている。
 日本が対米従属、中国対決でなく、平和の仲介役になってこそ、これが日本の憲法の在り方だと思う。(図:ウィキペディアより)
.