サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

日米共同演習反対-大矢野原

 今日、山都町で日米共同演習反対の集会があり参加してきました。
 演習は、オリエント・シールド22で、陸上自衛隊の広報では、「島嶼防衛作戦における陸自CDOと米陸軍MDOを踏まえた日米連携の実効性向上に資するため」とあります。
 目 的は、「 陸上自衛隊及び米陸軍の部隊が、それぞれの指揮系統に従い、共同して作戦を実施する場合における相互連携要領を実行動により演練し、共同対処能力の向上を図る」とあります。
 期 間は、8月14日(日)~9月9日まで。
 大矢野原以外に、九州各地の自衛隊基地、奄美など広範囲に行われるようです。
 特色として、奄美大島において、陸自の地対艦ミサイル12SSMや米陸軍は、ウクライナで使用されているHIMARS及び日米電子戦部隊による初の共同対艦戦闘訓練に係る実動訓練を実施するとあります。
 大矢野原演習場では、これまたウクライナで使われている 米軍の対戦車ミサイル「ジャベリン」、陸上自衛隊対戦車ミサイル「01式軽対戦車誘導弾」を使っての初の実弾射撃訓練となります。
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 ジャベリン‥‥ 大矢野原でジャベリンですか。(写真:ウィキペディアより)

 島しょ防衛の訓練と言いながら、相手国の進攻・上陸をわざわざ許し、上陸した部隊に対戦車ミサイルを使用する演習?、意味がわかりません。上陸阻止ならわかりますが……。 
 地対艦ミサイルは、上陸阻止に使わられると思いますが、その前に、制空権(航空優勢)の確保が必要ですが、、?
 米側は陸軍なので違うかもしれませんが、米海兵隊の遠征前進基地作戦(EABO)との関係を想像させます。
 EABOは、中国のミサイルの射程範囲内に入り込んで、作戦を行うもので相当の損害を覚悟する作戦です。
 九州から奄美、沖縄、先島諸島から台湾に至る海峡の通峡阻止で、中国の艦船、航空機を東シナ海に封じ込める訓練と思われます。当然、それを突破する中国軍との間で戦争になりますがこれらの島々が戦場になります。
 戦場からの住民の避難は、ウクライナの映像で目にしていますが、南西諸島の住民をどうやって避難させるのでしょうか?バスも鉄道も車もつかえません。
 避難させる責任は、自衛隊ではなく、県市町村となります。無理もムリ。知らぬ間にそんな法律の建てつけになっています。
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 集会には県下各地から参加があり、現地の人の報告があり、その後、商店街をデモして日米共同演習の危険性を訴えました。
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https://www.mod.go.jp/gsdf/news/press/2022/pdf/20220721_02.pdf