サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

オスプレイ日米共同演習中止の申し入れ―大矢野原

 
 みぞれが止んで、青空が顔を出しました。
 だだっ広い原野です。 寒い。
 ここは大矢野原演習場。
 72年前の12月8日、この演習場は歓声で沸いたかもしれない。しかし、内外に悲惨な結果を招いてしまった。
 今日から米海兵隊陸上自衛隊の合同演習が始まります。
 危険なオスプレイも4機参加し、夜間の飛行訓練も行われます。
 なぜ夜間飛行なのか?
 米海兵隊オスプレイを使う作戦は、他国・勢力を夜間に攻撃するため、武装兵員を輸送し降ろすからです。したがって訓練も、実戦を想定すると夜間になる。
 来年から陸自が導入するオスプレイも、基本的はそういう使い方になる。そのための米海兵隊から学ぶための共同訓練になる。
 松本泰尚さんら町民や地元の住民らが演習場を訪れ、西部方面隊に演習に反対する抗議文を渡した。
 雪が舞い、報道関係者が多数取り囲む中で、自衛隊の側は、静かに文書を受け取った。
  抗議に参加した約30人は、オスプレイを監視するために設置したテントに移動。演習場を見渡しながら、日米演習の危険性、墜落などへの懸念について説明した。
 地元の住民は「米軍が、民家も近いし、兵舎は道を挟めばす近いし、いろいろな問題が沖縄とかで発生しているし、それと似たようなことがある可能性がある」「わたしたちが生まれる前は、進駐軍、米軍がこのあたりの民家にも降りてきて、ドアをたたいたりした事などを年寄りから聞いている」と心不安げに話された。
 また別の農家の女性は、「今の時期は草が枯れているので、火災の心配がある」「火がついたら燃え広がって消えないだろう」と話された。