最近、脱成長をテーマに書いているがそれに逆らうような植物がタケノコです。
竹藪があちこちで増えていますが、それは人間が適切な管理を怠っているからです。
住んでいる地域で取れる季節の貴重な食材のタケノコを、人々はあまり食べない。これが問題です。
ウチは知りあいの竹やぶから今期ザっと、3回、4~50本もいただいて、配ったり、味噌汁、竹の子ごはん、味噌あえなどで食べたり。そのたびに自然に感謝です。
.
さて、奥は、ごらんのとおり竹やぶです。
竹やぶから土手があって、手前に大きな木の切りかぶがあります。
.
.
下の写真、わかりますか?
だいぶ離れたこの切り株の真ん中から、なんと! 竹ノコが生えてきています。
先を折って枯れていますが、ここまで根を張って、見事に古い木かぶの腐った真ん中からタケノコを出すとはスゴイ。
だれが折ったか知りませんが、このまま生やしておいてくれたら、それはそれは貴重な竹になったでしょうに、残念。
しかし、問題は人間です。この時期、タケノコを食材として、かなりの規模で食べれば、竹林も定常成長なるでしょうに…。
肉や外国産の食材を食べる人が多い。その食料品を手に入れるためいについやしているのは労働時間です。日本人も外国の人も。そして環境負荷も高い。
.
ここは広い公園です。市民のために、子どもたちのために、公園内の竹の子取りを、時期をくぎって、解放したらいいのに--と思いました。
私の子どもの頃は、この時期、毎日、毎日、タケノコでした。