2022年の次世代自動車産業(田中道昭著PHP)を読み始めた。
2018年6月の発行なのでこの2年近くの間に、自動車産業はさらに変化しているでしょう。
驚いたのは、電気メーカーのソニーが自動車(電気)のモデルを発表したことです。
さらに驚いた事は、トヨタが街を造るという事だ。
自動車産業や運転という常識がくつがえる事態が進んでいる。
少しずつ紹介していきたい。
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近未来を描いたような動画ですが、確かにこんな都市がひとつ、ふたつと増えていくのかもしれません。
これからいわゆる自動車産業はなくなっていくでしょう。
自動運転(音声認識ロボット)で単なる移動空間となり、その中での時間の使い方も、景色を見るでもよし、仕事をするでもよし、食事やシアター、何をしてもよい移動空間として。
ただ日本は後発で、先を行く米BAFAや中国BATHに追いつくために必死の状態です。
アップルは、Icarを造ろうとしているし、グーグルもアマゾン、さらに中国勢も自動運転車を造って走行実験を繰り返し、データを集めてAIに学習させている。
便利になるかもしれない。交通事故が減るし、環境負荷が少なるかもしれない。全く新しい社会になるかもしれない。
だが問題は所有だ。生産手段は資本家のもの。生産物である商品を市民が所有できるだけの賃金が保障されるだろうか?
生産手段の主要なひとつとなりつつあるデータ。
ICT、IOT-インターネットを使ってモノを動かせば、そのデータはプラットフォーマーに所有される。お金を払えば便利は提供されるが、個人向けの情報は集積され、AI+アルゴリズムで、広告だろうと、行き先だろうと、買い物や映画・音楽、趣味から恋人の紹介まで、よりよい提案をしてくれるかもしれない。その提案も、生産手段の所有者の所有だ。