サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

帝国の方程式と従属の方程式

 海峡封鎖のための自衛隊の南西諸島の軍事強化について書いていますが、なぜ?それほど「売国」な米軍のいいなりになるのか?

 前に紹介した矢部宏冶さんの「知ってはいけない2」を平行して読むとよくわかります。
 矢部さんは「帝国の方程式」→異民族支配の方法と書いています。日本から言えば、恥ずべき「従属の方程式」。右翼の皆さんの多くが率先して、米国に従順なのが分からない。
 矢部さんは、
①紙に書いた取り決めを結ぶ段階−少数の政治指導者層の支配
 日本(指導者)は米国に戦争を仕掛けて、負け、無条件降伏を受け入れ、占領を受け入れ、名目の主権回復=基地・安保を受け入れた。
 それは割と簡単だった。戦争犯罪をおかした指導者を免罪しながら、支配と従属の関係を築く米国。戦前、日本が植民地にしたことをされたのに気づかない…。
 しかし、何千万人の人々を支配・従属させるには、さらに仕掛けがいる。
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②その取り決めを現実化する段階−国民全体の支配
 「たとえわれわれ(アメリカ政府)条約上どんな「事由」を保持していても、(相手の国の)国民がこれに敵意を持っていれば、実際に(その権利を)行使することはできない」と米国務次官補だったA・ジョンソンは回想している。
 いま沖縄では、新基地建設への拒否というたたかいで、粘り強く抵抗している。私たちも支援している。米国の人だって反対している人も多い。
 どこの国も海外遠征の部隊はなくし、軍事費を減らし、社会保障や教育に回すほうが、どこの国にとっても平和である。どこの国でも、そうすすめる指導者こそ、優れた指導者だ。そういう指導者を選び育成することがどこの国でも必要だ。