サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

国体論 菊と星条旗 白井聡

 まだ買ったばかりでです。読んだのは
序だけ。
 でも、「永続敗戦論」につづき、期待が持てそうです。
 最近の世相をみるにつけ、なぜ?これほど、日本の社会が支配を簡単に受け入れる「国民性」になっているのか? と、つくづく感じるからです。
 森友、加計問題、イラク日報問題…。隠ぺい、改ざん、記憶にないで、済まされる。安倍首相の国会答弁、麻生副総理の態度を発言を見て下さい。
 ウソをつかれても怒りが弱い。おかしいと思っても許してしまう。あってはならない事態にも、慣れてくる。繰り返しているうちに、どうでもよくなって忘れてしまう。
 これらは、権力者に対してです。
 生活保護者など、弱者に対しての批判や仕打ちは容赦ないのに…。
 「強気を挫き弱気を助く」の逆です。戦前の社会、軍隊社会、侵略地で行った事と同じ。
 お隣の韓国だったら、若者先頭に街頭に繰り出して、大統領だろうと財閥トップ・家族だろうと不正腐敗を許さず、政権をひっくり返すだろうに。(日本もシールズなどが頑張りましたけど)
     なんで?

国体論 菊と星条旗 (集英社新書)

国体論 菊と星条旗 (集英社新書)

 白井さんは、この本のテーゼを「戦後の天皇制の働きをとらえるために、菊と星条旗の結合を、『戦後の国体』の本質として、つまり、戦後日本の得意な対米従属が構造化される必然性の核心に位置するものとして見なければならない」と言います。 フムフム。
 事実上の米国タブーってことです。発端は、侵略戦争の敗戦。
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