サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

特攻隊員の息子、安倍晋三

 昨日の続き「安倍三代」(青木理著)から引用。
 安倍寛の一人息子の晋太郎。1944年春、東京帝国大学法学部に入学した晋太郎は、すぐ滋賀航空隊に学徒出陣として徴兵された。のちに毎日新聞のインタビューで晋太郎は、
「生徒会長として率先して『特攻』に志願した。しかし、それまで私は一度も軍人になりたいとは思わなった。『特攻』を選んだのも『どうせ死ぬなら、華々しく散りたい」という気持ちからだった」
 1945年初夏、少尉任官を前に特攻隊への志願が問われた。安倍を班長とする全員が一歩前に進めてその意思を明らかにした。「両親に別離を告げてこい」と初めて家族との面会が許された。
 実家に帰り寛と夜遅くまで語りあいのなかで寛は、「この戦争は負けるだろう。だが、敗戦後の日本が心配だ。若い力がどうしても必要になる。無駄な死に方はするな」と晋太郎に言った。すでに晋太郎は水中特攻の訓練も受けていた。
 敗戦が、寸でのところで晋太郎の命を救って、岸信介の娘と結婚して、今の安倍晋三がいて、戦前への回帰を急いでいる。
 反戦を唱えた祖父、特攻隊員だった父を持つ安倍晋三氏、集団的自衛権行使、安保法、立憲主義否定の改憲草案、真逆の戦争への道を急ぐ、、なんなのでしょうか?

 草葉の陰で泣いている人、笑っている人…。 育てと、育ち、を考えさせられる。

安倍三代

安倍三代