サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

不死身の特攻兵① 面従腹背

 この間の森友・加計問題のなかで、様々な人間模様が写しだされ、とても興味深い。
 安倍首相、夫人の昭恵氏、佐川氏、麻生氏などなど…。
 そんな中で、文部省事務次官だった前川氏など、面従腹背しながらも、信念を貫き、社会正義の側に立つ人もいる。
 「不死身の特攻兵」(鴻上尚史著)って、不思議なタイトルだ。
 特攻隊なのに、不死身。
  実は、9回も特攻作戦に出撃しながら生還し、92才まで生きた人がいた。
佐々木友次さん。 

 こんな人もいたのか…。なにせ特攻隊は途中から、戦果よりも、死ぬことに目的をおくようなものだった。
 陸軍の「万朶隊」は爆撃機の特攻隊。写真のように、操縦席から突き出た3つの信管が異様だ。
 そんな中で、命令に抵抗し、生きて帰ってきた佐々木友次さん。しかも2回は爆弾を落として戦果もあげた。
 軍国主義社会の中で、しかも特攻隊員として、面従腹背を貫くことは、よほどの事だ。でもそんな信念の人がいた事は、知るべきだろう。自分と社会が前に進む力となる。
 27日、国会喚問される佐川前国税庁長官殿。面従腹背のチャンスです。生きる目的、幸福になれる道があること、認識してほしい。