知りませんでしが、先の戦争末期、福岡市で「さくら弾機放火事件」というのがあったようです。
対艦用の3トンの特殊爆弾をつりさげた特攻爆撃機。
沖縄への出撃の前に、1機が焼失したようです。
犯人として捕らえられたのは、朝鮮半島出身の日本名-山本辰雄さん。どうやら激しい拷問で自白を強要、軍法会議では否認したが有罪とされ銃殺された。
同僚が、前日まで一緒に酒を飲んでいたから山本は犯人ではないと証言する。
当時、軍の非道さが見て取れる。
軍は本質的に暴力なので、外にもうちにも、強者の論理が貫かれる。弱い立場の者ほど、理不尽な目にあわされる。
こんな歴史事件も、知っておかないと、同じ過ちを繰り返すと思う。そんな社会体制になったら誰も抗えなくなる。抗うのは、いま。
1/22「赤旗」日曜版の記事からです。映画「抗い」冤罪の闇
サンケイ−搭乗予定「さくら弾機」焼失