サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

トランプ銃撃事件

 トランプ大統領候補が集会で演説中に銃撃された。
 銃弾は耳を打ち抜いただけで、命を失うことは、免れ良かった。
 衝撃的な出来事で、これらの動画や写真は、今後の大統領選に、大きなイメージ的影響を及ぼすだろう。
 犯人の動機はわからない。共和党員で過去に民主党にも献金した事があるという20才。

 しかし警護については疑問だらけだ。
 わずか130mの距離の屋根の上からの銃撃。
 20才で軍の経験もなく、銃撃犯が熟練していなかったからよかった。
 そもそも誰でも軍用のAR15ライフルを持てるというのがアメリカ的で世界にない事だ。この銃は人気があり、20人に1人は持っているという。
 銃社会アメリカにおいて、今回の警備は、信じられない程おそまつなものだ。
 ドローンぐらい飛ばして、上空から近隣を監視するのは当然だろうに。
 だいたい距離130mの建物に屋根には、警備員を配置するのは当然だがそれをしていなかった。
 警備側の狙撃犯を多数配置し、銃撃犯を狙撃し殺害しているが、なぜ事前に犯人の動きが分からなかったのか?。犯人が銃撃し、それに気づいてから撃ったとしたら、お粗末極まりない。
 しかも事前に犯人は目撃され、警察に通報されてもいた。警察は対処しようとはしたのだろうけど、警備全体にその事実を発信すれば、狙撃犯が銃撃の前に対処できたはずだ。よくわからない。
 そもそも銃社会アメリカで、その建物を警備上の重要地点と判断していないのも不思議でならない。
 
 全米ライフル協会の支援を受ける共和党のトランプ氏。
子どもでも銃を手にする社会。殺傷能力の高い軍用ライフルを持ち、繰り返し銃撃事件、殺人事件が起きる社会アメリカ。
 残虐な銃事件がどれほど起きても、銃規制に反対する共和党・トランプ氏。
 すべて強者の論理だ。
 その強者も、今回は運が良かっただけだと認識した方がいい。