米フロリダの高校での銃乱射事件で17人が死亡した。今日の各紙は1面で報じている。犠牲者の冥福を祈りたい。
なぜこんなことが起こるのか? 繰り返されるのか? 不思議でならない。
使用されたライフル・AR15は、軍用を民間用に「改良(?)」したもののようで、過去にも大量殺傷の目的で使われている。
19才の元生徒は、白人右翼団体に所属し、軍事訓練も受けていたという。
米国の主な銃乱射事件を(「西日本」から)
死者
2007年 32人 バージニア工科大で学生が乱射
2012年 26人 コネチカット州の小学校で男が乱射
2016年 49人 フロリダ州のナイトクラブで男が乱射
2017年 58人 ラスベガスのホテルから野外コンサートに乱射
2017年 26人 テキサス州の教会で白人の男が乱射
2018年 17人 フロリダ州パークランド高校で元生徒が乱射
こんな異常な事態でも米社会の銃規制は進まない。特にトランプ大統領は、消極的だ。
「自衛」のための武器。人口3億2400万人の米国に、自動小銃含む2億7000万丁の銃がある。
銃乱射と同型銃を景品にくじ と、こんな調子です。
自衛と攻撃は、いつでも転化しあう表裏の関係にもある。
アメリカは開拓時代から「自分の身は自分で守る」との国民意識がある。
しかし誰から身を守る?
主には、先住民を銃で追いやり、弓矢・斧での反撃から「身を守る」ために銃をもちいた。強者こそ、が論理だ。強者こそ、正義を振りかざす。
これが国際社会では、核兵器を開発して配備し、準戦時体制として常備軍を同盟国に前方展開する発想となっている。
米国民に提案したいのは、日本の憲法9条の2項だ⇒戦力不保持だ。
国内政治において、これは多くは国々で普通にやっている。
米国が国内社会で、武器の所持を禁止すればいい。警察官や狩猟者を例外として。
国際社会でもそのことは言える。少なくとも核兵器をはじめ、非人道兵器を禁止することから始め、様々な武器を禁止していくこと。
誰もが殺されず、殺しもせず、誰もが幸せになる。