1988年の発売ですから28年前のことです。みなさんはおいくつだったでしょうか? わたしは32才、子どもを育てながらの青年運動、真っ盛りでした。
こんな本が創価学会から発売されていました。(FBでまわってきました)
少年たちがヨットで冒険の船旅に出て数年後、日本は憲法が変えられていた…とするストーリーです。
戦後33年。まだ戦争の生々しい体験をした人がたくさんいた時代だったでしょう。
当然、戦争につながるものを嫌がる風潮はあたりまえで、創価学会や公明党の中にも憲法を守り擁護するのは当然だったんでしょう。
また戦前、牧口初代会長が時の権力の弾圧を受け、獄中死させらたとあっては「平和の創価学会」「平和の党-公明党」を主張するのは自然だったでしょう。
ですが、時代は変わりました。変化は、実は古い時代への逆戻りも、ありです。
今や、集団的自衛権も認め、立憲主義を否定する安倍政権の暴挙に加わった公明党。創価学会員の方で、戦争体験者は少なくなったでしょうが、マンガを読んだかたは多いかもしれません。思い出してみたらいかがでしょうか?
今回の参院選の争点は、安部首相や公明党がいうように、自衛隊の憲法違反の是非ではありません。自衛隊の海外派兵の是非が問われています。そして解釈改憲によらず、数年のうちに明文改憲を行い、名実ともに自衛隊を軍隊に変え、海外で戦争ができるようにしようとするものです。
わたしたちの平和憲法―まんが (平和への願いをこめて―ジュニア版)
- 作者: 創価学会婦人平和委員会,山根赤鬼
- 出版社/メーカー: 第三文明社
- 発売日: 1988/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る