サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

戦争をするための「13本の矢」

 昨日のつづき「国家の暴走」(古賀茂明著)です。
 戦争をするための「13本の矢」
 
①ルール違反も「例外」でまかりとおるNSC
  これまでは、かりに戦争をやろうとすれば、20人近い閣僚をあつての議論が必要だった。国家安全保障会議で、総理、官房長官外務大臣防衛大臣で決定できる。「緊急」事態だからと例外扱いで国会承認を経ないこともある。
特定秘密保護法で勝手気ままに戦争が決められる

  戦争への準備や議論は秘密にできる。しかも事後にも情報が出されなければ、国民は正否判断できず閣僚は責任を問われずにすむことになる。
 古賀氏によれば経産省時代、ワードと立ち上げると、各ページの右肩に「機密性」が打ち込まれた状態で出てくるいう。
  情報は国民の共有財産であり、公文書管理法、情報公開法の実行性ある改革が必要。
③防衛備移転3原則の騙しのテクニック−「戦争なしでは経済たもたない国」になる
 ミサイル、空母、無人機ほか、三菱重工川崎重工、IHI、東芝、日立など防衛産業、天下る国防族も喜ぶことに。しかし、これで殺される側はたまったものじゃない。アメリカみたいに産軍複合体への道に。
集団的自衛権の行使容認と自衛隊員の苦悩−「世論操作3原則」
  「〜自衛隊が人質を救出できるようにすべきとの国会質問は現実味に欠けている〜」(2月12日朝雲自衛隊・防衛専門紙


⑤集団安全保障を認めるための政権の屁理屈
⑥富国強国時代さながらの「産めよ増やせよ」政策