ニュースでは流れていないようですが、今日、「特定秘密保護法」廃止法案が参議院に提出されました。
共産党と社民党、山本太郎、糸数慶子さんらが発議しました。
ぜひ、しっかり審議をして欲しいし、それを国民が見守ってほしい。そのためメディアはキチンと報道してほしい。明日、新聞に出るかな?
スノーデン本をもうひとつ買いましたので少しづつ引用・紹介します。
“スノーデンファイル”です。
- 作者: ルーク・ハーディング Luke Harding,三木俊哉
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/05/16
- メディア: ハードカバー
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おとといの紹介でグレン・グリーンフォルドが、ガーディアンの英国政府への警戒感に一部批判的な感じがあることを紹介しました。
この本に、その変の事情が書いてあります。
イギリスの国家機密法です。この法律では、イギリスの公務員が機密情報を漏洩することを禁じています。またジャーナリストも罪に問われる可能性があるからです。
この国家機密法には、公益保護に関する具体的な規定がないため、ガーディアンには、機密情報漏洩の公表を、犯罪とする法律が適用されかねませんでした。
ガーディアンとしては、公表した記事が有害ではなく公益性があると主張し、少なくとも有害であることを意図したものではないと主張するしかないらしい。
膨大なネット傍受で一般市民のプライバシー侵害をやったとしても、機密法の下で裁判官は、国家の安全保障が危機にさらされる危険性があるとの政府の主張を認め、公表を全面的に禁止し、ファイルの返却を求める差し止め命令を出すことになる可能性が高い。
英国の機密法と日本の秘密法を比べたことはないけども、今年末、日本で施行後は、相当な圧力となり、報道は厳しく規制されていくだろう。もしくは自粛する。私のブログも心配。
やはり根底としては、世論と運動が大事だと思います。それも国内に関わらず運動のグローバル化が必要と思います。
なので改めて、集団的自衛権行使問題とあわせ、秘密保護法を廃止に追い込まなければならない。