今年は戦後70年、今日は日本軍が米国ハワイ真珠湾を奇襲攻撃した日。若い人は、あまりしらない大事な日。
ラジオは朝の6時から「帝国陸海軍は本8日未明、西太平洋において米英軍と戦闘状態に入れり」と、大本営発表を伝え、軍歌を流し、国民は沸いた。
アメリカでは、先制奇襲攻撃が「リメンバー・パールハーバー」の合言葉となって、米国の反撃開始した。それが太平洋の島々での日本兵全滅や飢え死、自爆・特攻攻撃、空襲、原爆投下など悲惨な結果となった。
アジアへの侵略の歴史が先行し関連するが多大な犠牲をしいた出発点が74年前の今日である。
昼休みに「アジア・太平洋戦争開戦74周年〜再び戦争への道を許さない街頭行動」が行われた。
再び戦争への道を許すな! 憲法9条をまもろう。
と言うスローガン⇒現代の戦争の危機はどこにあるか?
「毎日」の1面見て驚いた。(引用・紹介)
侵略戦争に進んだ歴史を見れば、真実を知らせず、ウソをつき、脅し押しつけた事が出発点だっただろう。
今日でもそれは、「秘密保護法」の強行制定から始まっている。そのやり方は、戦争の反省から生まれた憲法を踏みにじることからすすめた。
憲法条90条は「国の収入収支は、すべて毎年の会計検査院が検査する」とある。ところが特定秘密保護法には、秘密を理由に、会計検査院の検査を免れる規定になっている。
会計検査院は、法案段階から、憲法の立場で修正を求めたが内閣官房は認めなかった。
話し合いの結果、修正しない代わりに、検査を求められれば資料提供をするとの通達を出す約束をした。しかし2年たっても通達は出されていない。これが安倍政権のやりかた。
戦前の大日本帝国憲法下では、軍事関係の予算の検査には限界があった。軍機保護法などで、軍事機密費は野放し、軍備を拡張して戦争へと突き進んだ。
同じ事を、74年前の開戦に賛成した岸商工大臣の思想を受け継ぐ孫の安倍首相が、憲法を蹂躙しながらやっている。岸はA級戦犯容疑で獄中だったが米国に利用価値を認められて釈放され、そのとおり動いた。