サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

安倍総理「ありがとう」ございマス

 安倍総理「ありがとう」。正直いいまして私、安倍自民党総裁に感謝している事があります。
 やはり彼でないと、できない、かけがえのない仕事をしてくれました。
 「立憲主義」という、憲法で一番基本となる問題で、私たちを目覚めさせてくれたのです。
 わたしも長く活動をしてきたのに、憲法といえば、前文や9条、25条だけが大事と、思っていました。
 自民党改憲草案が出て、これをブログに書いた昨年の12月の時点でも、恥ずかしながら「立憲主義」が理解できていませんでした。
 ところが、安倍総理が「96条改憲」を持ち出してくれた事で、法律で国民を縛る国家を、人権や平和主義を犯さないように国民が国家を縛る立憲主義憲法の意味を知る事になりました。この齢になってやっと…。大事な事は、味方より敵が教えてくれる、これ真理かもしれません。
 私のまわりの人や先輩からも、憲法=「立憲主義」のコトバを聞いた事がないのです。安倍総理、あなたが私に、ここが大事ですよ…と、教えてくれたようなものです、ありがとう総理。
 あなたが96改憲を言ってくれなかったなら、小林節教授も、古賀元自民幹事長も「赤旗」には登場せずに、96改憲反対は言わなかったでしょう。テレビでも紹介されなかった。
 あなたが主導して「自民改憲草案」を示してくれなかったなら、現憲法の尊さを、改めて自覚しないまま過ごすところでした。
 主権者国民を、目覚めさせてくれてありがとう。
 しかも安倍総理、この事は、、
 憲法 第九十七条 「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」の、
 「自由獲得の努力」が必要ですよと、われわれ主権者に、過去に学び自覚してもらいたかったのですね、総理。
 更にはっきりと第十二条ですね。この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつてこれを保持しなければならない。 その成果があらわれて、96条改憲賛成は急速に少なくなっています。ありがたい。
 でも安心はできません。主権者は忘れっぽく、世俗に弱いし、新しい話題に関心が直ぐうつります。
 あとは、「知ったものの責任」ですね。がんばります。
 さて安倍総理、次に「国民に勉強しなさい」と、主権者にあたえる課題はなんでしょうか? 
集団的自衛権」行使⇒解釈改憲ですね。ハイ分かりました。非常に簡単なのにそうとう難しい問題ですね。
 権力者が突きつける課題は絶えず主権者を育てます。頑張りましょう。96条の精神です。