今日の各紙の一面では、国公法弾圧事件の最高裁判決が載った。
様々なチラシが配布されているが、この手の事件は、革新系や労組系しか起こらない。イラク戦争反対のビラを入れて逮捕されたものも同じこと。
公務員が私人として、休みの日にビラを配ることのどこが犯罪なのか?EU諸国でそんな法律は、まずない。警察だって消防署だってストライキも認められている。
にしてはメディアの報道が極めて低レベル。手元には「熊日」=共同通信記事しかないが、そう思う。
逮捕までの警察の行動はきわめて異常なことぐらい知らせるべきだ。ぜひ読んでみて下さい。「赤旗」記事。
ここで思うべきは、自分がそんな目にあったら?どうするのか? と言う事だ。そんな想像力に欠けていると思う。
大阪や東京で「君が代」斉唱の強制が行われているが、だまっていれば、企業でも地域でも強制されることになる。そう、想像してみるべきだ。その次には、ジャーナリストに起こりうること。
北朝鮮と同じような事がやられているのに、日本国内で、メディアや知識人らの表現の自由に対する意識が極めて薄弱だと思う。権力迎合がはなはだしい。
主権者個人として、「公務員の政治的な中立性」が強制されるいわれはない。公務員としての地位利用でもしない限りあくまでも自由だ。他国では、まったく問題ない。
「カローシ」なみに、日本独自の異常なことだ。
旧建設省時代に横行した、公務官僚とゼネコンのぐるみ選挙などは、事件にすらならなかった。
「熊日」の荒木正博記者さんは、見識のあることを書いておられました(失礼)。行政の中立と「表現の自由」