サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

コロッと橋下・再稼動容認ー容認せん

 
 NHKで、東北大震災のあと、いつまた巨大地震が起こるかわからないほど、地下でひずみがたまっていると、さっき放送された。たしかに地震がおおい。おおい原発の再稼動は許されない。
 昨日の野田総理の記者会見は、ワールドカップ予選に合わせたものではないか?との情報があるが、さもありなん。
 さて、橋下・維新の会の再稼動容認への豹変をどう表現すればいいだろうか?「手のひらを返したように…」「転向」…?、橋下氏は元々、最初からまじめに脱原発を求めてき人間じゃない。ので、元にもどっただけ、と言ったほうが正しいかもしれない。
 さしずめ、コロッと変わったということで、橋下氏を「コロッと橋下」と評し表したい。
 「どんな相手もまるめこむ48手」政治家になる前に書いた本が、彼の本質をを一番よく示している。
 橋下氏は、再稼動容認に踏み切った理由を、停電による病院や高齢者のエアコンの不安を述べた。じょうだんじゃない。計画停電にもそんな重要施設は並べない。
 結局、安全よりも、偽りの電力不足の宣伝にのり、再稼動に賛成して野田総理の決断を後押する。
 橋下氏の最大の関心は選挙だ。どうやら消費税国会では、自民・民主の談合で、解散・総選挙が遠のいた感じ。次の山場は、秋の民主党自民党自・民総裁選挙の後だろう。新総理が解散をするかどうかだが、いずれにしても総選挙は秋以降の雰囲気、そこに焦点をあてている。
 橋下・維新の狙いはズバリ、総選挙の一大争点にすることだろう
 夏限定→本格稼動進める野田政権との対決の演出。劇場選挙でテレビ占拠を考えている。面白半分、なんとなく膨らむ変化への期待。改革へのイメージ。1回の一つの争点選挙で支持を得れば、あとは何でもありと、勝手放題にやりたがる。
 危険なのは橋下維新に、国民が脱原発、再稼動ストップの期待を寄せることだ。彼はコロッと変わる。理屈は、おちゃらけていくらでも並べる。タレント的なキャラ立ち発言は、何を言っても許されるフンイキがある。テレビも、ただ大騒ぎしてテレビは視聴率を稼げる。肝心の中身はない。
 脱原発の中心は、なにより国民一人ひとりだ。様々に運動している団体や個人、とくに「さよなら原発」などの運動だ。
 ところが橋下の例の調子の発言をテレビが盛んに取り上げて、多くの人が橋下幻想に引っかかった。そして、コロッと変わる。前言撤回言い訳責任転嫁ありえない比喩立場の入れ替え。これが橋下氏が本で言っている言論テクニック。テレビのタレントのキャラ的発言をタレント政治家が行う危険、これからも注意が必要だ。
 あくまで再稼動ストップ!だ。