サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

夏限定の原発再起動では国民生活守れぬ…首相

 テレビで野田総理大飯原発の再稼動を表明し、「夏限定の原発再起動では国民生活守れぬ」と語った。おいおい、何をトボけたことを。「 夏限定の原発再起動では電力会社の利益は守れぬ」がホンネだ。
[:W350:left] 原子力村や財界の人々、企業の経営陣に言いたい。福島の事故は、最悪じゃなかった。
 4号機の使用済み燃料は、今のところ崩壊せずに済んでいる。場合によっては、東京にも甚大な放射能が降りそそぎ、大企業の本社も移転、資産価値はゼロに、人の住めない土地になったかもしれない。運が良かった、と思わないのか?
 地震が多発している。関電で、もし苛酷事故が起きれば、関西財界は崩壊する。カネ持ちの資産もなくなる。琵琶湖の水が放射能に汚染されれば、飲み水はどうする?。目先の利益にしがみつき、「安全だろう」の「だろう運転」で、元も子もなくなる事態を想像しないのか? 放射能は貧乏人もカネ持ちも選ばない。「安全願望」は捨てるべきだ。自身への無責任を自覚すべきだ。
 安全は確保されていない。もしもの時の責任もとれない。専門家は地震による地表のズレを懸念している。国民も多くは反対している。
 財界を中心とした原子力村が、また勝手なことをしはじめた。福島の現状を見てみろ。事故の収束もままならず、被害を与えた人たちへの賠償もキチンをせず、また、同じ道を歩もうとしている。
 こんな野田民主党政権を選んだ責任は誰にある?。なんとかしてほしい。
 なんとかしよう。