サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

フード・マイレージ


 ちょっと前に読んだ「フード・マイレージ」を紹介。
 今日食べた弁当⇒おコメは熊本県産、梅干も県産、キスのから揚げは、先日私た釣ってきた天草本渡沖産、ブロッコリーは、外国産かも?…、マーボドーフの豆腐は国産だが原料はたぶん外国産、肉は外国産?飼料は外国産、マヨネーズは卵は国産だが飼料は外国産。
 フード・マイレージは、食料の重量×輸送距離で環境負荷を表す(t・km)。日本の食糧自給率(カロリー)は41%で、農業に適した国で、6割の食料を外国に依存している異常な国にになってしまった。急激に。
 安ければいいと、地球の裏側からCO2撒き散らしながら、運んでくる食べものには環境負荷のコストは支払われていない。ここにもコストが反映されない「市場の失敗」がある。環境負荷を仮に炭素コストをして支払えば、輸入ものは相当高くなるだろうし、CO2吸収して環境に貢献する国産材、国土保全、地下水涵養などがあるコメつくりは、その価値が価格に反映され少し高くても許容されるべきだろう。
 あきれるのは日本の食糧廃棄が約3割と言う話し。輸入6割、廃棄3割、今の食生活を幸福と感じているなら罪深い事だろう。事態を知れば、同じような幸福感ではいられないだろう。(妻様、お弁当ありがとう)