サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

地球温暖化に関する九州カンファレンス

f:id:adayasu:20200108194213j:plain:w300:left  今日は、環境省の「地球温暖化に関する九州カンファレンス-持続可能な未来づくり」なる講演会に、グローバル気候マーチ熊本のみなさんと参加してきました。
 環境省や行政の企画に参加するのは初めてで、環境省がどんな事を言っているか?勉強だと思って福岡まで行ってきました。
話しをされた方々は、それぞれの専門家で見識ある内容でした。
 COP25を受けての話だったので、世界から批判が強い日本の石炭火発についてどんな内容か、関心がありました。政府・環境省批判はかなり抑えたトーンではありましたが見識としては持っていると感じました。
 資料として、一般社団法人イクレイ日本 事務局長 内田東吾氏のプレゼン資料を紹介します。
 人口100億人の時代。世界の人口が50億人になったのは1987年。あれから32年で22億人増え現在77億人、2055年には100億人を突破する状態。人工衛星が2年で650機増え、商船は31年間で約3倍に増え、飛行機の旅客数は12年で約2倍。
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 動植物の大量絶滅の危機も以下のとおり。 
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 関係者が頑張ろうとしていことは、わかったが、こんな緩い状況で気候危機が本当に回避できるのか? との思いが強い。
 運動を起こし、自治体、企業、教育、メディア、何よりも政治・政権を変え、気候変動のティッピングポイントが来る前に、人間活動のティッピングポイントを早く向かえないと未来はなくなる。
 気候マーチ熊本のみなさんと協力し、企画を積み重ね運動を広げて行きたいと思います。
adayasu.hatenablog.com
 
adayasu.hatenablog.com

トランプ大統領の無法

f:id:adayasu:20200107195050j:plain:w300:right 年明けから、きな臭い動きになってきた。
 トランプ大統領の命令によるイランの司令官の爆殺だ。(写真-赤旗1/7)
 他国にいる司令官を空港で殺されたんじゃー、やられたイランもちろん、自国内で勝手に隣国の軍司令官を殺されたイラクの国民も政府もやり返したくなるだろう。
 しかもトランプ氏は、殺害の正当性と戦争挑発をツイッターに書きまくるだけ。テロ行為の自画自賛で、テロリストと変わりない。
 そもそも核合意の一方的離脱が引き金だ。こんな乱暴な大統領を誕生させた米国民は、責任を感じるべきではないか。
 米国の開戦には議会の承認が必要だが、トランプが勝手な行動ととらないように議会は法的縛りをかけるべきだ。米国民は、反戦世論で自国大統領を包囲すべきだろう。
 イラン側は反撃しようとするだろうが、冷静になるべきだろう。戦争への道はさけるべきだ。国際世論の多くはトランプ大統領にやり方に賛成はしない。
 www.jcp.or.jp
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 指導者はいったい何を考えているのか?
 今や最大の脅威は何だ?
 それは気温・海水温上昇であり、海面上昇であり、ハリケーンであり、干ばつであり、生態系破壊、水と食料危機だ。しかもこれは世界共通の止められない脅威だ。
 今、一致してこの気候非常事態の脅威に立ち向かうためにこそ協力しあう時だ。戦争や紛争をやっている場合ではない。
 オーストラリアの火災を見てみろ。
 昨年のカルフォニア、アマゾン、シベリア、アラスカの火災につづく森林大火災が起き、CO2を吐きながら動植物を焼き尽くしている。
 明日は、自分の身の回りに、火がつく。  洪水に沈む。
wired.jp
headlines.yahoo.co.jp

 

2020年代もよろしくお願いします

 遅まきながら、今年もよろしくお願いします。ということで年賀状を貼り付けます。大半のあて先は妻・純子さんのものです。
 今年というより、これから10年間が人類の未来(地球Sと生態系)にとって決定的に重要なので、今年とともに、「2020年代もよろしくお願いします」言いたいと思います。
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 共同通信のインタビューにグレタさんが答えています。
www.chugoku-np.co.jp
 今年は中国などへの訪問計画もあるというし、日本から招待があれば日本に来ると言っているグレタさん。
 「今年も権力を持つ人たちに圧力をかけ、人々に意識を広め続ける」とグレタさんは言っているので、各国、各地域、職場や家庭から行動を起こすときですね。私もこれまでよりも行動に移します。
 headlines.yahoo.co.jp
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 思うところあって、下のような集まりを持ちます。
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電気代ゼロ社会の到来、エネと経済・社会の転換

 どうぞ、下の動画をご覧ください。紹介します。(写真は動画より)
 金子勝経済学者とエネルギ問題の専門家の対談です。
 地球温暖化・気候危機の進行に対し、社会の対応の遅さに、日々、絶望感に浸っている私ですが、今日はこの動画を見て少し展望が開けたような気がしています。こんな事が一気にすすめば。
 日本ではなかなか紹介されない出来事が世界で当たり前のように進んでいます。この事をよく知るべきと思います。
 グラフは、エネルギー価格の変動です。
 原発のコスト高は言うに及ばず、石炭・石油・天然ガスよりも再生エネの価格が急速に下がっている。日本では知らされていない。
 ギガホール・フォールという言葉は初めて聞きました。
 風力や太陽光発電なとは、一度、造ってしまえば燃料代がいらない。原価償却が終われば、維持管理以外の運転費用はタダ。なので世界は、電気代はタダの時代へと移行しつつあるという。蓄電池も大きく値下がり。
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 砂漠の国・サウジの太陽光発電のコストが安い安い。日本の電気代の1/6?
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 原発化石燃料火発も、燃料費がいらない再エネにコスト的に勝てないらしい。
 なのに、日本は相も変わらず原発と石炭火発にしがみついて、高い電気代で高いコスト、その分、人件費だけコスト削減を続けている。
 デンマークのエネシフトがすごい。
 電気も暖房も給湯も車も再エネ起源になりつつある。いち早く脱炭素社会に移行し、世界をリードしつつある。

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www.youtube.com
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 日本でも、地方では、再エネにシフトしつつある。
 でも安倍政権は電力会社の利益獲得のため地方や再エネシフトを遮ろうとしているようだ。やっぱり政治の連関も地方でも国政でも進めていくことが大事になっている。
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ポンカンちぎり

 今日は、子どもら夫婦と天草の実家に帰りました。
 いとこのポンカン山に行ってポンカンちぎり、6袋いっぱいもらってきました。
 時期としては少し早いし、ちぎってからしばらく寝かせておくほうが美味しいのですが、ちぎりたてもまずまずの美味しさでした。
 日照不足の谷あいのミカン山、子どものころは小さかった杉の木も大木になって日陰をつくり、ポンカンは更に日照不足に。
 イノシシも訪れるけど、まだまだしっかり実をつける。
 樹齢64年で、いとこと同い年。管理も大変で、十分できません。
 山間の農業は担い手もおらず持続は困難です。
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 母は元気にしていました。
 ひと安心。
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