サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

ブータン 50年で氷河1/3失う

 COP28がドバイで行われている。ブータンの元国家環境委員会長官ソナム・ワンディさんのインタビューが「赤旗」(12/5)に紹介されている。
 ブータンは、国土の60%以上が森林でなければならないと憲法で決めている国です。そのためにCO₂の吸収が排出より多くなっています。本来なら削減しなくてはずですが、排出の多い交通部門でVEへの切り替えを進めているそうです。
 しかし気温上昇の影響は大きく、50年間で1/3近くの氷河を失いました。
 氷河の融解は、農業への影響、氷河湖決壊による洪水、水力発電への影響などに大きな影響を受けているそうです。
 氷河の融解は、ヒマラヤやアンデス、ロッキー、アルプスなどを水源とする地域の水問題を深刻にするでしょう。
 ソナムさんは、豊かで温室効果ガス排出の大きい先進国に、排出削減、財政支援を訴えています。