「日本左翼史」に挑む-大塚茂樹著・あけび書房を読み終わりつつある。
なかなか参考になる本で、たくさんの本や人物の名がでてくる。
サブに「私の日本共産党論」とあるとおり、戦前から現在まで、共産党を評価し、批判や異議を唱え、改革の提案をしている。
賛成するところも多いし、違和感も少なからずある。全体として共産党に新しい改革・前進をしてほしいとの思いは伝わってくる。受け止め、議論を進め、変えていくべきところは変えるように参考にすべき内容と思う。
「原水爆禁止運動」問題、「新日和見主義」批判問題については、しっかり総括をし、早めに党史に書き込む必要性も感じた。人間集団の様々な情勢下の判断なので、過去を振り返れば、至らない点や誤りはたくさんでてくる。
それを現代の目から、また研究され議論されている点も加味しながら書いて、全体の認識にしていくことがより良い発展につながると思う。歴史を振り返り検証し、現在に生かす事の大切さを感じた。
