今日の「熊日」見出しから。
熊本全区 野党共闘へ 民進、共産の県組織が方針
与党に対抗 共闘不可欠 民進県連 本部に決断促す異例の手法
記事を紹介しなくても見出しだけで、民進県連さんのやむにやまれぬ、悩ましい、しかし勇気ある決断だった事が想像できる。
でも去年の参院選の1人区の共闘でも、熊本が出発点になり、32区でたたかい11人の参院議員を生み出し、自民党を11人減らした。結果は、正しかったことが証明された。
全国の民進さんもつづいてほしいと願う。市民は、強く後押ししてほしい。
「読売」の社説は、野党共闘がアベ政権の唯一の脅威なので、アベ広報新聞らしいじょうずな内容です。
以外なのは「毎日」の社説、「基本政策で合意できるのであれば、民進党や『小池新党』などの間で連携を探るのが自然だ」と。 マジすか?
急な選挙だからと、慌ててつくる政党との基本合意を自然と見る不自然。
追加で、自民党だった小池氏と若狭氏+ 民進だった細野氏が新党つくって、「自由民進党」に?…、理念も基本政策も一致するとする不自然。
おそらく次の選挙まで同じ政党として継続せず、離合集散の繰り返しの例にもれず…有権者に責任もたない…
基本政策の前提たる憲法観、アベ政権は急な選挙で憲法9条「改定」を公約するが、この一致は自民と公明、民進と今からつくる「小池新党」一致しているとみるのか?
最後に、衆院選は「政権選択選挙」との断定する「毎日」社説。
これまた7条解散が「伝家の宝刀」「首相の専権事項」と同じような、権力スジの宣伝に取り込まれ無自覚な認識だ。
政党選択選挙は、民意をゆがめる小選挙区制導入と一体にできた自民党に都合にいい宣伝だ。小選挙区以前だったら、もっと早く数多く政権交代が起こっているはずだ。
小選挙区・政党選択選挙で、少数支持でも自公政権が有利となり、政権選択ができにくい事実をわかっているのか?
有権者は選挙の票で多様な政党を選び、その議席数によって、或いは連立をして、内閣を構成すべきだ。最初から枠をはめられた政権を選ぶために政党を選ばざるを得ないのは本末転倒だろう。
この社説アベさんと飲食トモダチの山田孝男氏が書いたのかな? そんな気がしてならない。